いんげん(隠元)

生い立ち

ちょっと言わせて!
 メキシコ南部・中央アメリカ付近が原産のマメ科野菜。インディアンの間では、トウモロコシを補う貴重な食料だった。15世紀の新大陸発見後、ヨーロッパに広がり、アジアにも伝わる。
 日本へは、17世紀に京都万福寺の開祖で、帰化僧・隠元禅師により広められたといわれ、他説もあり定かでないが、「いんげん」の名のルーツはこの和尚さんの名からきていると言える。
 関西地方では、1年間に3度も穫れることから、三度豆と呼んだり、フジマメもいんげんと呼んだりしている。

 いんげんのような「豆類」は収穫後も呼吸熱を発散するので、熱を持ちやすいです。なるべく発散を抑えるために、ポリ袋に入れて野菜冷蔵庫に保存します。しかし、冷蔵庫では低温障害も起こしやすいので、数日のうちに食べきってしまうのがいちばんです。


●いんげんの花


●花が落ちると、これから実が成ります

健康マル得メモ
カロチンとビタミンCが豊富です。意外にも食物繊維を含む量も多く、100g中3.5gあります。これは、ニラや春菊に匹敵する含有量です。

「知っ徳」 調理裏技メモ
沸騰したお湯で2分程度茹でたあと、あらかじめ用意した「氷水」で、サッと冷ましておきましょう。いんげんらしい、よりグリーン色が際だちますよ!
(「我が家のレシピ・大木家の食卓」も見てね!!)
美味しい料理レシピは?→リンク
ボブとアンジー/大阪ガスへ)
賢い保存方法は→保存方法ページ




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