生い立ち
イネ科の植物に数えられ、起源は古く、メキシコでは、紀元前5000年頃に野生種が分布し、紀元前3000年頃には、栽培型が成立していた。
日本へは、1597年にポルトガル人によって長崎に伝えられるも、現在のようなとうもろこしは明治時代に入ってから伝わり、栽培が急増したのは戦後のことでした。
ちょっと言わせて!
選び方のポイント!先端のひげ(絹糸)が、茶褐色で、みずみずしく光沢があり、ひげの本数が多いものがオススメです。逆に、本数が少なければ、粒ぞろいが少なく、ひげが緑色だったら、熟し切っていません。
とうもろこしは、種をまいてから2ヶ月余りで、茎の先端から、雄しべが顔を出します。約4日後には、サヤ部分から、雌しべの絹糸も顔を出し、雄しべからの花粉が、一本一本の絹糸の元に花粉が付き、それがとうもろこしの黄色い実の粒となってゆきます。
健康マル得メモ
味が甘いだけに、糖質を始め、タンパク質、リン、カリウム、カロチン、ビタミンB1・B2・E、食物繊維など、バランスがとれた野菜です。
「知っ徳」 調理裏技メモ
鍋で茹でたり、お釜で蒸したりするのがポピュラーです。塩又は砂糖を入れながら茹でると、好みの味に仕上がるでしょう。
ただ、とうもろこしのような豆類は、水分の蒸散が激しいので、新鮮なうちに食べきってしまうことです。やむなく保存する時は、生のままよりも、茹でてから冷蔵庫に入れておけば味も保たれます。