ずっと少ない！　産直野菜の硝酸塩

房総食料センターの産直野菜の分析結果では、硝酸イオンは非常に少ないことが判りました。（2000年11月・農民連分析センターにおいて実施） ホウレン草が最低では５４mg/100gから最高でも２３９mg/100gとなっており、すべてＥＵ基準を下回っています。 また、５訂食品成分標準表記載の硝酸イオン濃度を下回っています。 ＥＵ基準 ホウレン草 250mg/100g以下

房総食料センターのホウレン草 ＜硝酸塩（NO3−）分析結果＞ 検査機関：農民連食品分析センター 検査時期：2000年11月27日 検体数：10 分析 No. 品　名 硝酸イオン濃度 【単位：mg/100g NO3−】 【（＝μg/g）】 生産者1 ホウレンソウ 104 mg/100g 生産者2 ホウレンソウ 119 mg/100g 生産者3 ホウレンソウ 208 mg/100g 生産者4 ホウレンソウ 054 mg/100g 生産者5 ホウレンソウ 239 mg/100g 生産者6 ホウレンソウ 190 mg/100g 生産者7 ホウレンソウ 100 mg/100g 生産者8 ホウレンソウ 194 mg/100g 生産者9 ホウレンソウ 175 mg/100g 生産者10 ホウレンソウ 126 mg/100g

東京市場での調査では、最高値は６２０mg、最高値の平均が４１９mg、全体の平均値は２６５mgとなっています。
硝酸イオンは化学肥料を多くしようしたものは多くなるとされており、堆肥を入れ、有機栽培したものは少ないとされており、房総センターの野菜はいかに良いものかがわかります。

硝酸塩（硝酸イオン）は、口に入ると亜硝酸イオンに変わります。亜硝酸イオンは、肉や魚に含まれるアミンやたん白 分解物であるアミンと結合して、ニトロソアミンという発ガン物質を作るので心配です。また、硝酸イオンは血液に入るとヘモグロビンの鉄分を酸化させるので血液が酸素を運べなくするなど健康上の害があります。

ビタミンＣが断然多い

また、ビタミンＣはかなり高いことが判りました。厚生省発行：食品成分標準表の記載と比較すると、人参が２.９〜３.４倍。ホウレン草が４.４〜５.２倍、など本当にものすごい含量があり、同じ野菜を食べてもだんちがいです。 農薬の残留も検出されませんでした。 これらのことは、産直野菜がいかに新鮮・安全で栄養価が高いかを示しています。

房総食料センターの野菜 ＜厚生省・標準成分表の３〜５倍のビタミンＣ＞ 房総食料センターの産直野菜を農民連食品分析センターが 2001年1月26日に分析した結果。 ホウレン草 5.21倍 ホウレン草 5.12倍 ニンジン 3.38倍 コマツナ 4.18倍 キュウリ 1.18倍 0　　　　　　2　　　　　　4　　　　　　6倍